東京ジュニアとは

99年のクラブチームリーグに彗星のように現れた東京ジュニア
東大ラクロス部の関係者なら、東京ジュニアが一体何者なのかご存知とは思いますが、
意外と世間に認知されていない東京ジュニアの実体。
このページではその東京ジュニアの正体をご紹介します。

誕生前夜
東京ジュニアの構想は、現役の間で生まれました。98年、99年と2年連続で新人勧誘に成功した
東大ラクロス部は、1年生、2年生がそれぞれ約20人という大所帯となりました。人数多いのは層
が厚くなる反面、昔のように1年生でも試合に出るということが出来ません。そこで、1年生を中心に
クラブチームリーグに参加し、試合経験を積ませることにより、長いスパンでの東大ラクロス部
強化を行おうというものです。
次の文章は、上級生が1年生への参加を呼びかけたものです。少々過激な表現もありますが掲載
しておきます。


目的
 5年、10年という長い目で見て、東大ラクロス部の強化、日本一の実現。楽しめる環境の整備。
さし当っては、今年の一年の強化、楽しんでもらうこと。
 チームの一人一人に真剣に考えてもらいたい。確実に不動の地位としての日本一のチームを作る
ためには、戦術や練習内容を工夫するといった今までどおりのやり方では現実、ムリです。もっと
破壊的に根本からの革命を起こすことが必要。
 もしも一年生の頃からOBにつきっきりで指導されて、数ヶ月の間、クラブチームリーグで結果を
残すために練習をし、公式戦の経験を持つ選手たちが4年生になったらどうなるだろうか。考える
だけで恐ろしい。
 また、4年、3年のときのみ出場するリーグ戦のためだけに2年間もの間試合すら出来ない環境、
勉強が忙しく、毎回練習に参加するのは難しい人がいづらい環境。そんな中で本当に心から皆が
ラクロスを楽しむことができるだろうか。高い金学連に払ってロクに試合もできねえ。そんな話があ
ってたまるか!
 この問題は東大ラクロス部が続いていく中で、必ずいつかは直面しなければならない問題であり、
今年手をつけなくとも来年、再来年と先延ばしにすることは出来ないということを頭にたたき込んで
ほしい。


東大ラクロス部は、1年生中心のクラブチーム「東京ジュニア」をクラブチームとして登録すべく、
6月のクラブ連盟ミーティングに提案しました。しかし、毎年メンバーが代わるのでは、チームを維持
することが難しく、また1年生だけでは知識・経験の不足があることから、OBの参加を条件に加盟を
許可されました。
ちょうどそのころ、初期のOBを中心に、OB会を活性化させようという動きがあり、世話人会が開かれ
ました。その席上で、現役生からOBのジュニアへの参加の要請がありました。以下、その文章です。


OBの方々にやっていただきたいこと
1.理想的なのは、プレーヤーとしてJuniorに登録し、長期的(3、4年)視野でチームを見てくれる
こと。責任者として、対外的な仕事もして頂く。時々普段の練習も見てもらえば理想的。
2.それが無理なら、とりあえず試合に参加して頂き、Game makeすると同時に1年生を指導して
もらう。対外的な仕事、事務的仕事は2年生。
3.コーチとしてBoxに入ってもらい、試合の指揮。事務的仕事は2年生。この場合でも2年生を多め
にJuniorに入れる(3〜5人) のいずれか。
1〜3の順で、Juniorとの関わりは小さくなって行きます。できれば以上の形で参加してくれるOBが
4〜5人いればJuniorの運営、及び試合作りは円滑に進むと思います。
 突然、わがままなお願いをしてしまって申し訳ございません。ただ、東大の1年生を教えながら、
彼らの成長を実感しつつ、共にラクロスをするというのは、普通の社会人チームでは味わえない、
やりがい、充実感があると思います。
 今、一年生はもちろん、僕たち現役プレーヤーは、OBの方々の手が挙がるのを心待ちにしており
ます。お金による援助だけでなく、東大ラクロス部と何らかの形で関わりたいが、プレーする体もない 、
そんな方はコーチとしてでも結構です。何とぞお願い申し上げます。


現役のために何かしたい。そんな気持ちが高まっていたOBと、OBの力を必要としていた現役の思惑
が一致し、東京ジュニアは誕生しました。
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